バックアップ タスクの作成

VM をバックアップするには、VM データをどのように、どこで、そしていつバックアップするかを定義するバックアップ タスクを構成しなければなりません。 1つのバックアップタスクを使用して、1つまたは複数の VM を処理することができます。 バックアップ タスクを構成して、すぐにそれを開始できますが、あるいはタスクを保存して、後で実行することも可能です。 このセクションはバックアップ タスクの作成方法に関してステップバイステップで説明します。

目次

  1. はじめる前に
  2. バックアップ ウィザードを起動
  3. バックアップ ウィザード: バックアップ先と VM を選択
  4. バックアップ ウィザード: タスク設定を構成
  5. バックアップ ウィザード: バックアップ スケジュールをセットアップ
  6. バックアップ ウィザード: 保持ポリシーをセットアップ
  7. バックアップ ウィザード: 権限設定を構成
  8. バックアップ ウィザード: 適用してバックアップ

はじめる前に

始める前に、既存の VM があるかどうかチェックしてください。 ない場合、以下のステップに従って、vCenter Server または vSphere Hypervisor (ESX / ESXi) を加えて、VM を利用可能にしてください。

  1. [VMware vSphere を管理] > [追加]をクリックして、VMware vSphere に接続します。
  2. サーバー アドレスとアカウント情報を記入し、VMware vSphere に接続します。

注:パッケージがインストールされるバックアップ先とボリュームのストレージ スペースは、少なくともバックアップ タスクを実行できる8Gがなければなりません。

VMware vSphere の追加とは別に、Manage VMware vSphereで vCenter Server または vSphere Hypervisor (ESX / ESXi) を編集/削除できます。

バックアップ ウィザードを起動

バックアップ ウィザード: バックアップ先と VM を選択

バックアップ ウィザードが開いた後で、Btrfs ファイル システムにある共有フォルダをバックアップ先として選択し、バックアップ タスクの名前を指定し、そして、このバックアップ タスクのための仮想マシンを選択してください。

注:

既に仮想マシンの選択をしているユーザーの場合、選択された VM がページで自動的に表示されます。

バックアップ ウィザード: タスク設定を構成

注:

  1. スクリプトをセットアップして、VM スクリプト実行を有効化することによって、VM の資格情報が必要になります。 資格情報がない場合、エラー メッセージが表示されます。
  2. プレポスト スクリプトを作成するには、VMware Tool をインストールする必要があります。
  3. フリーの ESXi に関しては、CBT を手動で有効化する必要があります。  
  4. バックアップ検証を有効化するには、Synology Virtual Machine Manager をインストールする必要があります。

バックアップ ウィザード: バックアップ スケジュールをセットアップ

バックアップ ウィザード: 保持ポリシーをセットアップ

Recovery Point Objective (RPO) とストレージ効率の間でバランスを取るため、貴社は自社用の保持ポリシーをセットアップしてビジネス上のニーズを満たすことができます。

例えば、すべてのバージョンを最初の30日間保持して、2回目の30日間は各日の最新バージョンを保持するとします。 30日を[すべてのバージョンを保持する日数]に挿入し、30日を[1日の1つのバージョンを保持する日数]に挿入する必要があります。

バックアップ ウィザード: 権限設定を構成

権限設定は、バックアップ タスクを作成する時に構成できます。 適格のユーザーのみがアクセスしてバックアップ ファイルおよびバックアップ タスクのバージョンを復元できるようにするため、タスク作成中に権限設定を構成できます。 いつでもタスクを編集して権限設定を変更できます。

タスクのバックアップ バージョンを閲覧して復元できるユーザー/グループをチェックしてください。

管理者グループ/ユーザーはデフォルトでバックアップ タスクを復元することに適格です。

バックアップ ウィザード: 適用してバックアップ

    すべてのバックアップ設定を構成後、バックアップ サマリが表示されます。 下記の指示に従って、設定の構成後のバックアップを完了してください。

  1. [適用]をクリックしてバックアップタスクを作成すると、ポップアップ ウィンドウが現れます。
  2. すぐにバックアップを実行する場合、[はい]をクリックしてください。あるいは、後でタスクを実行したい場合は、タスク リストの [バックアップ]をクリックしてください。